Home » News » キュビスム展 美の革命|初めて見た”国立西洋美術館設計ル・コルビュジェ”の描いた絵画

キュビスム展 美の革命|初めて見た”国立西洋美術館設計ル・コルビュジェ”の描いた絵画

先日「キュビスム展 美の革命(2023年10月3日~2024年1月28日開催)」に行ってきました。
ル・コルビュジェはスイスで生まれフランスで活躍した近代建築、所謂モダニズム建築の礎と言われる建築家です(今回の展示会場:国立西洋美術館の設計者)。

建築は知っていますが、複数の絵画を遺していることは知りませんでした。

なるほど、キュビズムやモダニズムの影響を受けつつ、そういったイメージを絵に起こしてみたのかな。既知のものを形にして見せようといったものではなく、言わばコルビュジェが当時自身の頭で理解した時流やその時の人々が欲しているであろう何かを視覚化したものなんだな・・。

コルビュジェは建築家でなく画家と名乗る事が多かったそう。

コルビュジェのイメージと言えば
・西洋で石積みレンガ積みからの脱却を広めた人。
・鉄筋コンクリートを使った自由な建物の可能性を切り開いた人(言わば近代建築の礎)。
・スパンの長い広々としたピロティ。
・手がけた17もの建築物が、世界遺産に登録されている。
そんなイメージです。

今回キュビスム展 美の革命に展示されている作品の作者一覧
パブロ・ピカソ
ジョルジュ・ブラック
ポール・セザンヌ
アンリ・ルソー
マリー・ローランサン
マルセル・デュシャン
マルク・シャガール
アメデオ・モディリアーニ
ほか
・・やはりピカソの絵を生で見るのは感動しますね。前に見たのは確か7年ほど前の箱根彫刻の森にて。

あとフェルナン・レジェ《婚礼》右、ロベール・ドローネー《パリ市》。
この絵を生で見た時、その迫力に感動しました。正にキュビズムのイメージ。
試行錯誤をどれだけ繰り返したんだろうなあとか、これを描くのにどれだけ工夫したんだろうとか・・
100号以上のサイズなのもあって迫力がずしりと伝わって来ます。

国立西洋美術館は1959年竣工。
今から64年前というとそんなに昔でもないですが、建築物の流行が移ろい、その時代にのみ求められ後に「変」になってしまう建築物も多数。そんな中今だ永く美しいままあり続けています。

そう言えばコルビュジエ展、昔森美術館に見に行ったな、と思って調べらた開催年が2007年。もう16年も前とは。その時に絵画もあったはずですが、どうしてこういう建築を作ったか素地を見に行った記憶はあるけど、設計をする為のスケッチがあったな、という程度で当時は絵画として目に入ってなかったようですね。笑