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代々木で暮らした、明治の日本画家「菱田 春草」の史跡

長野県 飯田市出身の菱田 春草は、晩年代々木で暮らしたことで有名です。
彼の代表作である「落葉(連作)」は、彼が療養のために移り住んだ代々木の自宅周辺にあった雑木林「代々木山谷」がモチーフとなっています。

具体的な場所としては、当時春草が住んでいた「東京府の下豊多摩郡幡村字代々木」あたり、後に「代々木山谷」と呼ばれる地域が描かれたとされています。現在だと、渋谷区代々木3丁目あたりが終焉の地として知られており、その近辺の林が描かれたもののようです。

明治時代後期、まだ開発が進んでいなかった代々木には、広大な雑木林が広がっており、病気療養中の春草が散策しながら丹念に観察し、写生を重ねて描いた連作が「落葉」です。

今の都市の様子からすると、昔のこういった東京の景色が信じがたく感じますね。

春草より少し後の世代ですが、岸田劉生の「道路と土手と塀(切通之写生)」が同じく「代々木山谷」を描いたとされています。正確には現在の秀和参宮橋レジデンスのあたりです。
私は昨年、東京国立近代美術館の常設展示エリア(所蔵品)で拝見しました。

代々木公園や明治神宮のある、今につながる豊かな緑の広がる代々木があった証です。

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