
先日、新宿ピカデリーで映画 国宝を見て来ました。
私は普段、殆ど映画館に行く事は無く、見る時はネットフリックスやアマプラ等のVODで、途中休憩を挟みながら見ています。私が映画館のデメリットとして感じるのは、若い頃は気になりませんでしたが、コアなファン向けだからか、CMが大音量・大迫力な事。余程と感じる一作品を見に行く程度の私は、CMの大きな音に大分疲れを感じるんですよね。また長丁場だと体力が要ると感じる年齢になって来た所為もある気がします。






さて、今回、前評判が私が好きな系統の映画ぽく感じたので、それもあって映画館で鑑賞する事に。
ちなみに私が予測していた映画の内容は、死ぬほど努力しても、運命的に、絶対的に、報われるか報われないかのスレスレといった感じで、救いのなさを感じるというもの。
朝晩、現実に近いハードな歌舞伎の稽古の日々、またその刻一刻に密着するシーンや人間の業がうずめく確執など。そういう現場を追う描く割合高めといった感じのものです。
予告では、苦しそうで、踏んだり蹴ったりで、誰からも守られない感じ、救われない感じ、それでも生きていく、といった印象で。私的にやっぱりそういうのが良い、そういう感じじゃないと、そこからのし上がっていく生き様を見せてくれないと。(見せて欲しい!)私への刺激に・・という感じがあり。笑
少し前に見たものですが、ふと頭をよぎったのはINGRID SILVAという黒人女性のサクセスストーリー。
黒人バレリーナの、まるで息をする時に空気を欲するが如く・・そこまでして望むのか、自身が大舞台で舞うバレリーナの姿を・・と、見る側の心を振るわせるショートムービーなんですが、彼女の生い立ちと、成功の瞬間まで途切れず聞こえ続ける苦しい息遣いと、ひたすらに励む稽古が辛く、感動を覚えるといったものです。
・・系統は違いますが、話の主軸として報われないけど報われる感じ。
と勝手に妄想を膨らましておいてあれなんですが、今回はちょっとそういう系統の作品とは違ったようで。
描写の中には、70年代頃の昭和のヤクザの生活に近い、退廃したバックグラウンドが描かれていました。それはヤクザとカタギが混在する、何とも言えない地方の町の空気感で、特に昭和の時代に映画で描かれた、人生の行き詰まりを滲ませる描写、そんなあの頃と全く以て、似たような空気感を、私に彷彿とさせました。フレッシュなイメージの、これから感の強い若い俳優さん・・彼らの雰囲気からすると、あまり馴染まないようにも感じました。
そういった廃れた暮らしに馴染まないさまと、その最中ずっと悔しく苦虫を嚙んでいる描き方を期待しましたが、そういった感じではなかった。
・・ただ、
多くの人にとって、入り込めないバックグラウンドを持つ人物が主人公だからなのか、彼の生活は余りじっくりとは掘り下げず、彼の美しい歌舞伎の演舞をひたすらに見せる・・そういう作りになっていたのが返って全体としては統一感があったようにも感じました。
さて全体の感想としては(少しだけネタバレを含む)
主演の俳優さんが一年半費やし会得した歌舞伎の型は非常に美しく、また化粧映え・衣装映えするお顔立ちと体系の役者さんなこともあり、歌舞伎の化粧も衣装も非常に美麗で、カメラワークも完成度の高いものでした。
自身が期待した方面の映画ではなかったからか、全体のストーリーがなんとなくしっくり馴染まない映画ではあったんですが。歌舞伎って素敵だな、大切にしなければいけない文化だな、と感じるシーンが多かったです。
私は20代の時スーパー歌舞伎を度だけ見たことがありますが、やはり王道の伝統的な歌舞伎は素晴らしい。主人公の娘が言っていて、ままそんな感じだなと思いましたが、日本のお正月のようなめでたさ、晴れ晴れさ、尊さを感じるような・・
ちなみに、主人公の喜久雄は物語終盤「国宝」にいざこざなく選出されたんですよね。正直、なるかならないかくらいが良いんですよねえ。血のにじむ努力で、それでも報われないのか・・という形で、ザ血筋の歌舞伎一門に、感謝しつつも対抗するストーリー・・。といった感じで。
これも私の好きな系統のストーリーを望む願望が入っていますが。
まあ、またそういう作品が出たら映画館で見たいなと思っています。
しかしやはり映画は体がかなり元気な時がいいですね。今回特に夜の回で、、夜はちょっともう大変かな。
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物件選定担当の瀧本(あらもう40:略してアラフォー)です。建物を調査評価する仕事、デュー・デリジェンスの関係で、Sabori 研修センター開業の勉強も兼ね人気のホテル、リモートワーク、テレワーク体験を執筆。記事は業務上、時期をずらし公開する場合あり。
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