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築古ビルのオーナーのお悩み

60代の知人宅は豊島区にある築50年弱のビルで、上階が自宅。特にこのところ、売却か(できれば耐震補強か)、といった大きな決断を迫られているようです。
高度経済成長期(概ね1955年頃~1973年頃)に、都心に爆発的に建てられたビルは更新時期です。相続したビルとは言え、建て替えや耐震補強は、現状の収益では賄いきれないほどの莫大な費用必要です。

ところでこちら、個人のお宅という事もあり写真は載せていませんが、ちょっと天井の写真だけ・・。と言うのも、この無骨なコンクリート打ちっぱなし天井、この木目の強く出た型枠跡が目立つ粗い表面、色ムラ、黒ずみ。高度経済成長期の時代様式を感じますね~。
お部屋の雰囲気も、スケルトンに、部分的に年季の入った建具と家具・・といった感じの味わいあるお宅です。

ところでこちらは、前行った時に出していただいたお昼ご飯です。和膳は嬉しすぎる。ほんと、こういうお膳の似合う、昭和モダンなお宅なんですよね。私としては上手く耐震補強して残してほしい雰囲気あるお宅です。

彼女の話を聞く限り、結構ビルの老朽化が深刻らしく・・。
・・どうにかした方が良い様子ではあります。大規模修繕や、迫り来る20年ぶりの水回りの更新などなど。大分前に私の方で一度、大規模修繕工事の見積もりを出すのを手伝ったことがあり、その時はご家族の意向で見送られたんですが、特にここ最近売却が頭をよぎるそうです。

ただ何と言っても都心のビルは、古くても大抵かなりの価値があります。特に都心の再開発エリアでは、大概はかなりの高値で売却できます。友人はそうした市場の動向を見ているようです。

コロナ禍を経て、古いビルが競争力を保つのはより容易で無くなって来た面も。耐震基準の問題、エレベーターなどの主要な設備の更新など、規模が大きい分、コストがかかますから。知人はもう10年はこの問題で悩んでいる様子では有ります。前々からビルを売ってもう少し都心から離れた、お庭や畑があるところで暮らしたいと言っているので、やっぱり売る方向なのかとは思います。そういう暮らしに強い願望はあるようです。

ただ家族のご病気、状況の変化などもあるようで・・、簡単な問題ではないですね。

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