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ネジの緩み・脱落からパソコンモニターに 縦線が。

ノートパソコンモニターの縦線とネジの関係

フリーランサーや営業職の方は、日頃からノートパソコンを持ち歩くことが多いのではないでしょうか。外出先での使用が頻繁になると、あからさまにぶつけたりしなくとも気づかぬうちに衝撃を受けたり、部品が緩んだりすることがあります。

最近自身所有のノートパソコンのモニターに突然”縦線”が入るというトラブルに見舞われたので、その原因や対処方など、諸々実施してみたことを共有したいと思います。

ある日突然、突然現れたパソコンモニターの縦線

ある日、6年間問題なく使用していたノートパソコンの画面に突如縦線が入り、以降不規則に表れるようになり、作業の妨げになる程になってしまいました。原因を思い返してみると、数カ月前にパソコン底部のネジが1本脱落していたことを思い出しました(その時は即時、パカパカし出したりしないよう、周辺をOPPテープで仮補強)。ネジが脱落する程なので、何か記憶していない衝撃があったか、このネジの欠損が影響しているのではないかと考え、まず適合するネジ(皿小ねじと言うらしい)を探すことにしました。

ネジサイズを調べる

まずはインターネットで調査し、Amazonや楽天、モノタロウ、ミスミ(ミスミは建材方面かも)などで検索。しかし、自身でも定規で測ったのですが、とくにネジの螺旋間隔部分の正確なサイズが分からず、確信を持って購入することができませんでした。そこでChatGPTにも相談したところ、秋葉原の専門店のECサイトが候補として挙がりました。

最終的に、実際の店舗で現物を確認するのが確実だと考え、秋葉原の部品専門店へ向かうことに。候補は2店舗あり、どちらも同じ通りにあるため、両方で確認することにしました。

秋葉原の専門店での発見

店舗に到着し、まずは自身でネジ専門の棚をチェック。しかし、細かい規格(M2、M2.6など)があり、確信が持てません。そこで店員さんに相談すると、ノギス(精密な測定器)を使ってネジのサイズを測定してくれました。

店員さん曰く、ネジのサイズはM2ではなく、M2.5である可能性が高いとのこと。さらに、元のネジに付着していた青い色は錆ではなく、滑り止めのゴム塗料であることも教えてもらいました。

店員さんのアドバイスを受け、予備も含めてM2.5で3本のネジを購入。価格は1本30円と非常に安価でした。

いざ取り付け!しかし

自宅に戻り、早速ネジを取り付けてみると、問題発生。ネジ穴にはまらず、ストンと奥まで入り込んでしまいました(…ノーパソを逆さにして取り出す…。ただ店員さんには30円の為に労働いただくのも忍びなかったですし、6年も経っていればサビなどで雌ネジで確かめられずとも仕方がないんですよ、勉強になる買い物で良かったと思います。)。しかし、ここで店員さんのアノ一言が役立ちました。

「ネジには滑り止めのゴム塗料を付けても良い」、たまたま持っていたTRUSCO製シールテープ(防水などに使用)を2重に巻いてみたところ、しっかりはめ込むことができました。さらに、緩んでいた他のネジも締め直したところ、モニターの縦線はほぼ解消されたのでした。

ただ、今回は振動によるグラフィックボードの接触不良だったのかもしれませんが。他にも問題が生じている可能性はあります。大事なデータを失わない為にも、あくまでも初期の不具合解消の参考程度といったところかもしれません。

まとめ

今回の経験を通じ、ノートパソコンのモニターに縦線が入る原因の一つに、頻繁に持ち歩く事による振動などによる、ネジの緩み等が起因する場合があることが分かりました。

もし同じような現象が発生したら、以下の手順を試してみてください。

  1. ネジの緩みを確認→しっかり締める
  2. 脱落したネジがある場合、サイズをある程度自身で調べて絞り込む→M2~2.6辺りではないかなど。※M?の?はmmで、ネジ頭の幅ではなくスクリュー本体の太さです。
  3. 場合によりノギス等購入し、専門店などで現物を確認
  4. 安いので、ネジ3パターン位は予備の為買ってみて試す(M2、M2.5、M2.6等)※0.1mm単位の差には、原本のネジも時間が経っていると確認のため、対応する雌ネジにはめて確認しようとしてもスムーズにはまらず、誤差を予め想定しないといけないように感じました、
  5. 取り付け時に滑り止め対策を施す(シールテープなど)

パソコンの持ち運びが多い方は、ネジの緩み具合の定期チェックを習慣化することで、トラブルを未然に防ぐことができるかもしれません。また、自宅やオフィスやカフェ以外の環境で作業をしたい方は、当貸会議室をご活用いただくのもおすすめです。ぜひ、快適な環境を整えて、スムーズに仕事を進めましょう。