400年の「健康的生活」への智慧
「養命酒」と聞くと、古くから親しまれてきた薬用酒を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、製造元の養命酒製造株式会社は、薬用酒メーカーに留まらない、ユニークな特徴を持つ企業です。




1. 400年の「健康的生活」への智慧
養命酒製造は、約400年前に信州伊那の地で誕生した「薬用養命酒」の精神を受け継ぐ企業です。長年にわたり培ってきた生薬や和漢素材に関する知識と、それを活かす技術が根幹にあります。この「生薬の智慧」が全製品に通じる養命酒製造の強みです。
2. 「未病」と「健康生活」へ貢献
養命酒製造は、漢方による、下記 未病ケアなどの商品開発に力を入れています。
- 薬用養命酒: おなじみ滋養強壮の薬酒。
- ハーブの恵み: 15種類のハーブとあんず果汁をブレンドしたリキュール。心地よい香りと味わいで、一日の終わりのリラックスタイムをサポートします。香料・着色料無添加で、ハーブの自然な風味のバランスが絶妙です。
- 五養粥: 和漢素材と野菜が入ったフリーズドライのお粥。東洋の「五行思想」に基づき、彩り豊かな5種類の味があり、手軽に栄養バランスを整えることができます。






(鶏肉、ブロッコリー、ほうれん草、人参、きのこ、生姜/柚子胡椒)
3. 老舗でありながら「挑戦」を続ける企業
養命酒製造は、定期的に新製品を出していて、伝統を守りつつ、新しい時代や消費者のニーズに応えるための挑戦を続けています。ハーブや食を通じた新たな事業領域の開拓など、老舗のイメージを越えた積極的な取り組みも特徴です。
ちなみに、以前は大正製薬ホールディングスが養命酒製造の株式を23%程保有しており、2005年頃から資本・業務提携を結んでいましたが、2025年3月に全株式を湯沢株式会社(旧村上ファンドの関係者による投資目的の取得)に売っています。
4.しかし、実は
実は、養命酒製造は財務体質が良いにもかかわらず、業績が伸び悩んでいる企業でもあります。無借金経営で財務体質が堅実であるとされていますが、一部で業績が「じり貧」と報じられています。しかし、資産効率の改善余地がある企業でもあります。投資会社は株主価値の向上を目指し、企業の資産の有効活用や資本効率の改善を促すことがあるので、この株式取得はその為だと見られています。
養命酒製造のように、国民的知名度がありながら経営や組織のイノベーションが遅れていると見られる企業は、このような投資ファンドから経営改善を求められる対象となりやすい傾向があるようです。あまり詳しい事情は分かりませんが、資産抜きなどの被害に遭わない限りは(万が一遭ったとしても)、こういった技法が絶えるとは思えないので、この先も様々に画策する資本家は出現し続けるでしょうし、末永くも続く事でしょう。
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